起きていた問題
1.営業担当者が自社製品の良さをアピールできず、価格競争に陥り利益率が低下していました。
2.販売先別、製品別の損益管理が不十分で、売上目標の設定や販売戦略が立案されていませんでした。
3.明確な方針がないまま実施した大規模な設備投資により財務状況が悪化し、資金繰りに窮していました。また、財務状況は高齢の社長1人が把握し、経営幹部には共有されていませんでした。
4.設備投資により生産能力は増強したものの、生産統制がとれず過剰在庫の原因となっていました。
2.販売先別、製品別の損益管理が不十分で、売上目標の設定や販売戦略が立案されていませんでした。
3.明確な方針がないまま実施した大規模な設備投資により財務状況が悪化し、資金繰りに窮していました。また、財務状況は高齢の社長1人が把握し、経営幹部には共有されていませんでした。
4.設備投資により生産能力は増強したものの、生産統制がとれず過剰在庫の原因となっていました。
コンサルタントの関わり方
経営幹部と一緒に事業計画策定
1.事業調査
2.中期経営計画策定
3.実行支援
2.中期経営計画策定
3.実行支援
解決方法
自社商品のブランディングと販売戦略の立案により収益性向上
必要な利益を確保するために、得意先別や製品別に数値分析を行いました。特定した問題点は、社長や経営幹部と共有し、一緒に改善策を検討しました。また、社長1人で背負っていた会社の現状も経営幹部に説明したことで危機意識を持ち、社員一丸となって改善に取り組みました。
解決 POINT 1
プロジェクトチームの編成による改善意識の醸成
財務状況の悪化に加え、社長が75歳と高齢で体力面や健康面にも問題があったため、次期経営者をリーダーとするプロジェクトチームを編成しました。
まずは、収益性の低下や資金状況など現状を認識することから始めました。
さらに、以下2つの施策の実行主体となっています。
まずは、収益性の低下や資金状況など現状を認識することから始めました。
さらに、以下2つの施策の実行主体となっています。
解決 POINT 2
開発部門と営業部門のコミュニケーション強化のよる自社商品のブランディング
当社の製品の品質は優れていますが、営業サイドにはその認識が薄く、一般的な品質の商品との価格競争に陥っていました。
そこで、開発部門から営業部門へのプレゼンテーションを定期的に行い、営業担当者が自社製品の特長や優位性を理解出来る場を設けました。
これにより営業担当者に自社製品を販売する上で必要な知識の他、商品に対する誇りを持てるようになり、廉価での販売に歯止めがかかるようになりました。
そこで、開発部門から営業部門へのプレゼンテーションを定期的に行い、営業担当者が自社製品の特長や優位性を理解出来る場を設けました。
これにより営業担当者に自社製品を販売する上で必要な知識の他、商品に対する誇りを持てるようになり、廉価での販売に歯止めがかかるようになりました。
解決 POINT 3
得意先別売上目標と販売戦略の明確化
保管されていた出荷伝票を活用し、販売先別の販売動向や製品別の利益率を分析しました。また、得意先別・製品種別の販売状況が常時把握できる管理体制を構築しました。
その分析結果をもとに、プロジェクトチームで営業戦略を立案しました。戦略に基づき重点得意先を選定し、そこに向けた新商品開発も進めています。
その分析結果をもとに、プロジェクトチームで営業戦略を立案しました。戦略に基づき重点得意先を選定し、そこに向けた新商品開発も進めています。
効果・成果
経営幹部と一緒に計画を作ったことで、実現可能性の高い事業計画を策定することができました。そのため、金融機関の理解も得られ、借入の一本化及び返済期限の長期化の金融支援が実現しました。返済負担が軽減したことで、経営幹部は事業に集中することができました。
社員が一丸となって改善に取り組んだことで、短期間で利益が向上しました。また、内部管理体制を構築し、各部門で情報を共有したことで、計画に基づいた生産が行われるようになり、在庫も抑制されています。
社員が一丸となって改善に取り組んだことで、短期間で利益が向上しました。また、内部管理体制を構築し、各部門で情報を共有したことで、計画に基づいた生産が行われるようになり、在庫も抑制されています。
社内外の人材・ノウハウを活用しましょう
どんなに優れた経営者でも、1人で出来ることには限界があります。まずは、社内の人員の活用の可能性を検討してみましょう。この事例のように経営について考える機会を得ることで、意識・意欲が高まり、より高い能力を発揮するかもしれません。
また、外部の専門化を活用することも重要です。当会に所属する中小企業診断士はそれぞれ得意分野を持っており、あらゆる経営課題に対応できます。外部からの視点は、内部からでは見えにくい問題点を把握するのに非常に有効です。
まずは当会にお問い合わせください。
また、外部の専門化を活用することも重要です。当会に所属する中小企業診断士はそれぞれ得意分野を持っており、あらゆる経営課題に対応できます。外部からの視点は、内部からでは見えにくい問題点を把握するのに非常に有効です。
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