今日からできるトレーニング

はじめに

トレーニングをすることは人生を豊かにすることができます。その理由は、トレーニングでは人生を豊かにする3要素が含まれているからです。つまり、①トレーニングをする前は将来像に向けた計画力、②トレーニング中の計画通りにやり抜く力、③トレーニング後は次回に向けた管理力、これらが必要となるからです。
経営や仕事においてもこれらの能力は必須と言えます。また、トレーニングをすることで、ストレスの緩和や意欲の向上なども期待できます。
本コラムでは、経営や仕事を支えるトレーニングについてメリットをお伝えするとともに、今日からできるトレーニングについてお伝えします。
※本コラムではトレーニングとは筋力トレーニングと定義づけます。

本コラム内容
1.トレーニングと経営マネジメントの共通点
2.トレーニングのメリット
3.自宅で出来る！ダンベルだけで出来る！
4.継続する秘訣
5.おすすめトレーニング

トレーニングと経営マネジメントの共通点

トレーニングと経営マネジメントには共通点があります。
両方とも、目標設定、計画、実行、そして評価、改善のサイクルを回しています。経営マネジメントでは、企業の目標達成のために計画を立て、それを実行し、その効果を評価して、改善点があれば改善し、また目標を設定します。同様に、トレーニングでも個人の健康やフィットネスの目標を設定し、計画に基づいて実行し、効果を評価して改善する必要があります。この共通点から、経営者がトレーニングを通じて学ぶことは多く、マネジメントスキルの向上にも役立ちます。

トレーニングのメリット

トレーニングには様々なメリットが期待できます。3つ紹介します。
一番思い浮かぶのは健康の向上ではないでしょうか。定期的なトレーニングは病気や生活習慣病のリスクを減少させ、全体的な身体機能の向上が期待できます。トレーニングをすることで肩こりの改善や腰痛の緩和が期待できます。
それだけではなく、精神的な健康にも良い影響を与えることが可能です。トレーニングをすることでストレスの軽減や睡眠の質の向上につながります。特に辛い事や悲しい事、怒った事があった時にトレーニングをすることで、ネガティブな感情が緩和されます。私もネガティブな感情に囚われた時はトレーニングをして、リセットする習慣を取り入れています。
さらに、自己肯定感の向上も期待することができます。トレーニングは今までできなかったことができるようになることで自分の成長を感じることができます。そして、成長は数字で見ることができます。そのため、非常に評価がしやすく、「自分はできる！」という感情を抱くことができます。

自宅で出来る！ダンベルだけで出来る！

そんなトレーニングですが、「しんどそう」「スペースがない」「時間がないからできない」「ジムに行くお金がない」といった理由でできない方もいます。しかし、トレーニングは大きな器具がなくとも、トレーニングスペースが狭くてもすることができます。それがダンベルを使用したトレーニングです。
ダンベルはコンパクトで、様々な重量が選べるため、初心者から上級者まで幅広く対応できます。ダンベルを使った基本的な運動には、アームカール、ショルダープレス、トライセプスエクステンションなどがあります。これらのトレーニングは、上半身の筋肉を強化し、全体的な体力の向上が期待できます。特に肩周りの筋肉を鍛えることは肩こりや首こりに効果的で事務作業の効率化を図れます
また、コンパクトであるため、自宅に2コあれば、自宅でトレーニングをすることができるので、ジムまでの移動時間と支出がなくなり、短時間でトレーニングをおこなえます。1畳程度のスペースがあればトレーニングができることに加え、低重量から始めればしんどさも和らぎます。つまり、冒頭で紹介したトレーニングができない原因を払拭することができるのです。おすすめはアジャスタブルダンベルと呼ばれる、ワンタッチで重量を変更できる器具です。

継続する秘訣

メリットが多くあるトレーニングですが、実は大きな課題があります。それは継続する事です。習慣化する必要があると言い換えてもいいです。1回だけのトレーニングではメリットを最大限に得られないため、今回、継続する秘訣をお伝えします。
トレーニングを継続するために、一番重要なのは目的です。なぜトレーニングをするのかを自問自答してください。「痩せたい！」ではなく、「今のうちにトレーニングをして体重を70㎏まで調整して、膝への負担を減らすことで生涯歩き続ける70歳になりたい！」というところまで考えます。ここまで未来の事が思い浮かばない人は未来に発生するイベントに着目すると設定しやすいです。私の場合は、「４か月後に健康を意識したセミナーをするから、この体型では信頼感や納得感が参加者に与えられない。だから、体を絞ろう」と考えました。

次に、現実的な目標設定が重要です。無理な目標は途中で挫折する原因になりますし、怪我の原因にもなります。自分の現状を理解して、トレーニングの計画を立てましょう。計画も数字を積極的に入れることで、進捗を把握しやすくなります。そのトレーニングの進捗を記録します。その記録に対して、自己フィードバックをおこないます。今までよりも多くの回数、重い重量を達成できたときは記録用紙に☆マークを書くなどするとモチベーションの向上につながり、継続する意欲が沸きます。

筆者の記録表の一部
時には病気などでトレーニングができなかった日もあります。その時に「継続してできなかった、もうダメだ」と思うのではなく、「時には休憩が必要だ」と考え方を切り替えることが継続する上で重要です。

おすすめトレーニング

おすすめのトレーニングには、様々な種類がありますが、以下にいくつかを紹介します。
自重トレーニング
プッシュアップやスクワットなど、自分の体重を使って行うトレーニングです。メリットは0円で出来ることです。回数を重ねることで引き締まったボディメイクができます。初めてトレーニングされる方はここからでも良いでしょう。
ウェイトトレーニング
ダンベルなどを使用して、自重トレーニングよりも高負荷でトレーニングをおこなうことができます。より大きなボディメイクをしたい人におススメです。男性の方はスーツのシルエットが良くなりますが、既製品のスーツが入らなくなります。
HIIT（High Intensity Interval Training：ハイインテンシティインターバルトレーニング）
短時間（3～5分程度）で高強度の運動を行うことで、効率よくカロリーを消費し、筋肉を強化します。短期間で体重・体脂肪を落としたい方におススメです。ただし、かなりしんどいです。トレーニング後はしばらく動けなくなります。タイマーアプリを活用すると実施しやすいです。

最後に
トレーニングは、身体的な健康だけでなく、精神的な健康と自己肯定感の向上につながります。また、トレーニングの一連のプロセスが経営マネジメントスキルの向上にも寄与する重要な活動です。
本コラムを通じて、トレーニングのメリットとその実践方法についての理解が深まることを願っています。さあ、今日からトレーニングをやってみましょう！

※本コラムのアイコンは「ICOON MONO」の素材を使用しています。