松本 昇
マツモト ノボル
診断士会講座受講
松本中小企業診断士事務所
中小・ベンチャー企業の支援に際しては、その会社の真のセールスポイントが何か見極めることが重要になります。決算書は、会社の業績を示す「骨子」ですが、骨子(決算書)だけでは会社の本当の姿や、強み、弱みは把握出来ません。会社訪問や経営者との面談により、決算書の数字が生まれた要因を「肉付け」する必要があるのです。経営改善策は、会社の強みを活かすと共に、経営者が得心する必要があります。どんなに良い提案でも、経営者が得心しなければ、協力が得られず機能しません。経営者は、自身の経験から独自の哲学(理論)を持っています。従って、先ず、経営者の話をよく聞き、経営者の哲学を理解する必要があるのです。その上で、会社の強みを最大限に活かした経営改善策を、経営者と共に導き出します。経営改善策の推進には、経営者の主体的な取組が重要になるからです。これが、経営支援に臨む、私の基本的な考え方です。
プロフィール
- 主な対応ジャンル
-
- 経営戦略・経営革新
- 販売促進、マーケテイング
- 資金繰り改善、資金管理
- 専門分野
- 得意対象者
-
- 経営者向け
- 管理職向け
- 新入社員向け
- 出身・ゆかり
- 兵庫県・大阪府・京都府
| 1950 | 兵庫県生まれ |
|---|---|
| 1973 | 大阪大学 経済学部 卒業 |
| 1973 | 住友信託銀行㈱ 入社 |
| ・主に 融資や資金証券業務に従事。企業再建も経験 | |
| ・調査部で産業業界調査や企業の事業性評価も担当 | |
| ・総務部で広報(プレス発表)や商業登記・公告も担当 | |
| 2014 | 三井住友信託銀行㈱(及び、その関連会社) 退職 |
| 2015 | 兵庫県立大学 大学院 経営研究科(MBA) 修了 |
| ・「地方再生」を学び、診断士を志す端緒になった | |
| 2018 | 中小企業診断士登録、開業 |
主な講演テーマ
決算書で「分かること」と「分からないこと」
～決算書を知る「初めの一歩」：決算書の機能と限界～
| 対象 | 経営者向け・管理職向け・新入社員向け |
|---|---|
| 時間 | 2時間～4時間 |
| テーマ | 財務・資金繰り |
- 内容
- 経営診断を健康診断に例えると、医師が検査数値だけでなく問診や触診をして診断するのと同様に、経営診断でも決算数値だけでなく、面談や現場で収集した情報が不可欠です。決算書は、「企業の状況」を知るのに重要で基礎的な情報ですが、それだけでは経営診断できません。一方で、変化の激しい今日、企業人には、決算書から「企業の状況」を読み取る能力が求められています。本研修では、決算書を知る「初めの一歩」として、決算書で「分かること」と「分からないこと」を確認し、決算書の機能と限界を学びます。 1.株式会社制度は、どんな制度？ 2.会社の利害関係者とは誰のこと？ 3.会計報告書(決算書)で「分かること」 4.会計報告書(決算書)では「分からないこと」 5.業績に影響するが、数字で表せない要因って何？
ROE等の投資判断指標(財務分析指標)を会社経営で活用する
～ ROE(自己資本純利益率)等を事例研究でマスターする～
| 対象 | 経営者向け・管理職向け |
|---|---|
| 時間 | 2時間～4時間 |
| テーマ | 財務・資金繰り |
- 内容
- 2012年より始まったアベノミクスは、三本の矢と呼ばれた政策「①大胆な金融政策、➁機動的な財政政策、③民間投資を喚起する成長戦略」により構成されていました。昨今、①と➁の功罪についての議論が盛んですが、③が最終目的でした。③の成長戦略は、日本企業の「稼ぐ力」すなわち中長期的な収益性・生産性を高めることを目指していました。その達成のため「グローバル水準のROEの達成等を一つの目安に、グローバル競争に打ち勝つ、攻めの経営判断を後押しする仕組みを強化していくこと」が重要だとされました。 この研修では、アベノミクスで重視していたROEと収益性・生産性の関係を正しく理解して頂きます。次に、主として会社四季報にも掲載されているROEを取り上げて、上場企業のROEの数値から、読み取れる内容を事例研究することにより理解を深めて頂きます。
ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点が、企業に求められる潮流とは？
～株主資本主義からステークホルダー資本主義への移行～
| 対象 | 経営者向け・管理職向け |
|---|---|
| 時間 | 2時間～4時間 |
| テーマ | 経営戦略・経営革新 |
- 内容
- 持続可能な社会実現のため、企業にはESG(環境・社会・ガバナンス)の観点が求められており、企業存続の必要条件になっている。また、株主のみ重視する株主資本主義の反省から、従業員や社会への利益還元を重視するステークホルダー資本主義が浸透しつつあります。 本研修では、この新たな潮流と、これが生まれた背景について下記の順序で解説します。 ➀会社誕生とその時代背景、出資者(株主)と会社(株式発行者)の関係 ②株式市場の発展により経営者、株主、債権者の利害調整が不可欠に ③取引相手の保護、利害関係者の権利・利益の保護の法律関係の明確化 ④持続可能な社会実現のため、企業の長期的成長に重要なESGの観点 ➄株主資本主義からステークホルダー資本主義への社会的な潮流
主な実績
研修・セミナー・執筆等
| 年月 | 開催場所 | 内容 |
|---|---|---|
| 2021/7 | 陸上自衛隊 | 「会社のしくみ」、「時事経済」 |
| 2021/10 | 陸上自衛隊 | 「会社のしくみ」、「時事経済」 |
| 2022/2 | 陸上自衛隊 | 「会社のしくみ」、「時事経済」 |
| 2022/3 | 陸上自衛隊 | 「会社のしくみ」、「時事経済」 |
| 2022/4 | 陸上自衛隊 | 「会社のしくみ」、「時事経済」 |
WEB開催について
陸上自衛隊での研修講師(テーマ「会社のしくみ」、「時事経済」)として、Web開催した経験があります。2021/7は、Realでの開催でしたが、2021/10は、RealとZoom併用での開催となり、2022/2、2022/3、2022/4については、Zoomのみでの開催となりました。
講師連絡先
| 屋号または法人名 | 松本中小企業診断士事務所 |
|---|---|
| 事務所住所 | 兵庫県伊丹市高台２丁目７６番地 |
| 事務所電話番号 | 072-770-3325 |
