価格戦略・価格設定コンサルティング

こんなお客様にお勧めします。

主な対象となる業種・規模

業種 : サービス業、小売業、製造業など全般
従業員 : 年商3,000万円～10億円程度

以下のようなお悩みを持っているお客さまに有効です。

初めての自社商品に適正な価格設定をしたい
現場は忙しいのに儲かっていないので利益率を改善したい
小売や卸、ＥＣなど複数の販売チャネルで販売展開しており、それぞれの利益率を改善したい

次のような効果が期待されます。

POINT 1 適切な値決めにより、広告宣伝費や営業経費をかけながらも利益を確保できるようになります。
POINT 2 損益分岐点や目標利益を実現するのに必要な販売数量等が明確になり、事業計画を策定しやすくなります。
POINT 3 競合との差別化のポイントを明確にできます。

STEP00

１〜3ヶ月

現状把握

既存の商品・製品・サービスの値決め方法を確認します。その上で、事業や商品カテゴリ、商品ごとなどの利益率や利益額を確認し、現在の利益構造を明らかにします。
そして、既存商品について価格の変更が必要か、新商品についてはこれまでと同じ価格設定方法でよいか、価格以外に考慮すべき要素がないかなど複眼的な視点で考慮しながら課題を確認します。

実施例
商品や製品・サービス原価の確認	値決め対象の商品・製品・サービスについて、生産から提供に至るまでの経費を洗い出し、現状の原価を明らかにします。生産等に関わる経費だけでなく、広告宣伝等のマーケティング費用や営業活動に関連する費用を折り込むことで、よく売れるけれども儲からないという状況を回避します。

STEP01

１〜2ヶ月

価値の明確化

自社商品・製品・サービス等の価値を明確にするために、競合を調査し比較します。客観的に競合商品等と比較をした場合に、競合の方が優れているようであれば、同価格以上を設定すると、どんなに自信をもった商品等であっても売れる可能性は低くなります。
既存顧客へのアンケートやヒアリング、モニター調査等を必要に応じて実施します。

実施例
競合価格調査	競合商品・製品・サービスを調査します。販売価格のみならず、可能な範囲で販売方法や品質、店舗等がある場合は商圏や立地、客層なども確認します。抽出した競合の情報をマトリックス表や一覧にまとめて、複数の切り口で比較することで、自社商品の特徴や差別化のポイントを確認し、価格に反映される価値を明確にします。

STEP02

１〜2ヶ月

ターゲットの選定

同じ商品・製品・サービスでも、ターゲットによって感じる価値は異なるため、ターゲットによって適正価格は異なります。自社の商品等の価値を感じていただけるターゲットを明確にし、利益の最大化を図ります。
ターゲット次第で、競合や代替品の脅威が変わる可能性があり、再度競合調査を実施する場合があります。

実施例
販売戦略・営業活動の検討	ターゲットの選定に加えて、ターゲットに対してどのようなプロモーションを実施すれば集客することができるのかを考え、価格に折り込むべき広告宣伝費や営業経費の調整を行います。販売方法によっては、ＥＣ販売手数料やキャッシュレス決済によって決済手数料等が生じる可能性があります。販路によっては想定外の経費が発生する可能性がありますので、あらかじめ経費の漏れがないかを確認します。

STEP03

２〜４ヶ月

拡販・利益拡大のための検証・再検討

価格設定方法は、コストから利益を上乗せして販売価格を設定するだけでなく、消費者等が感じる価値や値ごろ感や、競合との競争やシェア獲得の観点等から設定するなど、さまざまな方法があります。
業種・業界、商品・製品・サービスの特性を踏まえて、適切な価格設定方法を選択します。

実施例
価格設定のシミュレーション	商品や製品について、生産や調達のロットによって仕入れや原材料の原価が大きく変動する場合は、複数の条件でシミュレーションを実施します。シミュレーションに基づいて価格を設定してよいかを判断するため、シミュレーション条件ごとの販売方法や販路を検討します。例えば、販売数量が多くなるほど１個あたりの生産コストが下がり、商品原価を抑えられる場合は、大ロットの注文を受けられる客先や販売方法等がないかを検討し、実現可能性があるかを考慮します。

あくまでソリューションは一例であり、お客様のご要望に応じてご提案内容・コンサルティングフローは異なります。